更新日:2023年5月17日
武蔵小金井駅南口第2地区市街地再開発事業では、「住んで 過ごして 楽しむまち(小金井ライフの演出)」をコンセプトに、高層部には、ファミリー世代からシニア世代までさまざまな世代に対応した都市型住宅を整備し、低層部には、子育て支援施設や生活サービス施設の展開を計画することで、地域の活性化を見据えた事業を進めてきました。
東京都より平成26年8月の都市計画決定、平成27年8月に再開発組合の設立認可を受け、平成29年7月に再開発ビル新築工事に着工しました。再開発ビル新築工事は、令和元年6月に建物が上棟し、本年5月に再開発ビルの完成を迎えました。
地区の愛称(タウンネーミング)は公募により、「武蔵小金井シティクロス」に決定しました。ネーミングの由来は「武蔵小金井のシンボルとなりうるツインタワー。そこに人々が行きかい、交流拠点として街の中心となって欲しい」との思いから名付けられています。
完成した再開発ビルの低層部には、にぎわいの核となる地域密着型ショッピングセンター「SOCOLA武蔵小金井クロス」がオープンしました。この「SOCOLA武蔵小金井クロス」では、第1地区に面するという立地条件を活かしフェスティバルコートと周辺道路が連続するように敷地内通路を整備し、地域全体の回遊性や利便性の向上を図りました。また、新たに整備された広場(クロスコート)では、継続的ににぎわいが創出されるよう、地域連携イベントの開催なども検討されています。
再開発ビル内においても、子育て世代が集い、交流の場となる子育て支援施設の整備や、震災等により非難が必要となった場合の、一時帰宅困難者の受入れ施設として必要な支援体制を整えるといった、安心・安全な地域づくりへの貢献が図られています。
位置図
市は、武蔵小金井駅周辺を商業・業務および住宅との調和のとれた魅力のある文化性の高い総合拠点と位置付け、整備を進めてきました。
平成23年度末に事業完了した第1地区の再開発事業では、交通広場を整備し、羽田空港行のリムジンバスも発着するなど、各交通機関を結ぶ交通結節点としての役割が果たせるようになりました。また、人々の交流の場、情報発信の場として、文化・芸術を身近に親しむことができる小金井 宮地楽器ホールなどが整備され、現在のにぎわいが生み出されています。
平成22年4月 新南口地区街づくりの会発足
平成24年4月 再開発準備組合設立
平成26年8月 都市計画決定
平成27年8月 組合設立認可
平成29年1月 権利変換計画認可
平成29年2月 建物解体・埋蔵文化財調査(経緯・写真1)
平成29年7月 建築工事着工
令和元年6月 建物上棟(経緯・写真2)
令和2年5月 建築工事完了
令和2年6月 商業施設グランドオープン(経緯・写真3)
令和3年5月 再開発組合解散
従前の様子
経緯・写真1
経緯・写真2
経緯・写真3
施設4階にある「武蔵小金井まちかど歴史ミュージアム」は、文化財活用を積極的に進めながら普及・啓発をはかり、併せて武蔵小金井駅前からまちの魅力を発信することを目的として設置した常設の展示施設です。
一つの遺跡でさまざまな時代の痕跡が見つかった事実が珍しく、この調査成果をもとに、武蔵小金井駅前エリアの歴史を紹介しています。
縄文時代の落とし穴から、戦時中につくられた防空壕まで、小金井の歴史を凝縮したような遺跡であり、小金井に生活した人々の息吹が感じられます。
マンホールトイレ
市と再開発組合は、令和2年3月に「災害時における一時滞在施設利用に関する協定書」を締結しました。この協定は、災害等が発生した際に帰宅困難者に対し、武蔵小金井シティクロス内で滞在が可能となる取り組みを行うとともに、帰宅困難者が一定期間滞在するために、防災倉庫に毛布等を備蓄しています。
また、敷地内にマンホールトイレを整備することにより、地域の防災拠点としての役割を果たすことのできる施設となっています。
屋上広場(クロスガーデン)子ども向けスペース
子育て世代や学生を支援する施設として、アフタースクールがオープンしました。
当施設は屋上広場(クロスガーデン)に面しており、広場上にベンチや、子ども向けのスペースを設けることにより、施設と広場が一体となった、人々の交流の場となることが期待されます。
電話:042-387-9862
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